20分待ちの表示で入れたのは、ラッキーだったかも。
水墨画、ほんとに素晴らしかったです。
『松林図屏風』 もう、これを見るだけで、大満足!!
鳥肌ものです・・・ というのは大げさですが、引き込まれます。
ほんとに、静かな畳のお部屋に座って眺められたら、もっともっと入り込んでしまうことでしょう。
あの人ごみの中で鑑賞しているにもかかわらず、雨の中にけむる静謐さが感じられるなんて。
多分、激しい雨でしょう。
松の緑も青々と・・・
そう、水墨画=黒 の世界なのですが、松葉が緑に見えるのです。
松林が遠くまでつづく、重なりの表現。
その真向かいには、たぶん長谷川一門の弟子が『松林図屏風』を手本に描いたものだろうと推測されていた『
月夜松林図』 墨の冴え、迫力の点でやはり違いがありますが、やわらかで、優しいです。 穏やかな月夜だから、これでいいのだと、思います。
金碧画の『萩芒図屏風』は、萩・ススキの群生が、ほんとに美しく、風と月の光を感じさせてくれます。
時間に限りがあり、混みこみなので、ちょっと工夫して見て廻りました。(私流秘策)
この展覧会は第7章まであるのですが、入館して、ず最初に、一番最後のお部屋の目玉展示、松林図の世界をじっくり堪能。(最後に時間切れになっては、困るので。そして最後だから、閉館直前は見続ける人がきっと溜まってしまうと予測して)
そして、展示の後ろから見て廻ったのです。
等伯の画歴を遡っていくようで、なかなか面白かったです。
後ろから遡っていくと、最初の能登の頃の作品は、やっぱり普通の絵師でした。
誰でも最初があるのだと、実感。
努力の積み重ねが、よ~~~くわかりました。
そして、心の積み重ねも。
智積院所蔵の襖絵は何度も見ているし、お寺でまた見れるので軽く流しました。
今回、京都国立博物館の方では、桜の襖絵は展示されておらず、智積院で展示されています。
ぜひ、智積院に見に行かれる時間も見込まれるといいかと思います。
(智積院は歩いて3分ほどの、すぐの場所です)
東京国立博物館での展示と両方見た友人は、京都は狭すぎる・・・と言ってたけども、ほんとのもうちょっと広ければ・・・ 屏風や襖絵は、まじかで見るのもいいですが、できれば離れて、そして囲まれているようにみれれば最高なのですけれどもね~
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KANKOフラワーデザインスクール(大阪・上本町・谷町9丁目) 取材班 Y