一緒に行かない?と、声かかけた方々、
一緒に行かなくて残念でした。
すっごくいい展覧会でしたよ~。
とともに、一緒にいかずに、正解かも。
ほんとにハードに見て回りました。
おかげさまで、収穫いっぱいです。
たった1日だったのが、何日も過ごしたような感覚です。
一番見たかった 三渓園会場での、中谷芙二子さんの作品<<雨月物語>>
霧の彫刻ともいえる、すぐれたサイト・スペシフィック(場の特定性)な作品でした。
実際にある滝の後方に戸板をたてて、そこに設けられた96個のノズルから霧が吹き流れ、懸崖の滝を思わせる。そして、周辺の斜面からもそれに呼応して、山霧が立ち込めるような設置にしてある。
自然の風向風速によって、センサーが作動して、自動的に霧が発生するようになってるそう。
ちょうど行った時は、空の天気もぴったりの雰囲気。
周囲一帯に霧が流れ、立ち込み、霧散してはまた発生し・・・・
幻想空間をかもしだしていました。
『雨月物語』は、江戸時代の上田秋成によって書かれた怪異小説九篇から成る読本
雨月物語を題材にして描かれた浮世絵などもあります。
この作品の中に足を踏み入れていくと、本の中に入り込んでいくようで・・・
周囲にいた人らが、ぼやけて、人がいるのかいないのか。
まるで幽霊のようなシルエット・・・
髪を下ろしていた私のシルエットの方が、他の人から見たら、物語にでてくる幽霊にみえていたかも!?
面白い、そして機知に富んだ文学的なインスタレーションでした。
園内にいた、ノラの猫ちゃん
三渓園風景
横浜、本牧にある三溪園は生糸貿易により財を成した実業家 原 三溪によって、1906年(明治39)5月1日に公開されました。175,000m2に及ぶ園内には京都や鎌倉などから移築された歴史的に価値の高い建造物が巧みに配置されています。(現在、重要文化財10棟・横浜市指定有形文化財3棟) HPより http://www.sankeien.or.jp/history/index.html
朝一の飛行機で羽田にきて、リムジンバスで横浜へ。
そこから雨の降らない間に、まず三渓園向かいました。
ほか、ここにはもう4つの作品が展示されています・・・
つづく