一般人でも参列できるか春秋社に問い合わせたら大丈夫でしたので、
最期のご挨拶がしたいと思い、お別れの会に行ってきました。
グランキューブ大阪のイベントホール(先日のフラワーデザイン大賞が行われた場所)
入ると巨大スクリーンに、在りし日の講演されている映像が放映されており、
なつかしいお話、またも聞き入ってしまうお話、独特の笑い声が聞こえてくる。
人は自分で生きていると思っているけれども、そうじゃない、生かされて生きているんだと。
また心に深く響いてきました。
映像の中で、「生涯現役」の言葉が眼に飛び込んできました。
そして、クロークに預けた荷物札の番号は87(はな)
このお別れの会の主催は春秋社でしたが、帰りに渡された袋の中に入っていた冊子「春秋」をぱらぱらと開けると、まあ、”鎌田東二”先生(一昨年まで京都造形大の教授。伊勢や吉野・飛鳥の地で授業を受けた)の追悼文が掲載されているではないですか。
葉室宮司は、大阪の寺田町で形成外科の病院を開かれていて(なんとも、ここも私が高校時代に遅れる~と走っていた駅)、国学院大学の通信教育で神職の資格を取られたという方。
鎌田先生も書いておられましたが、葉室宮司の神道論はこれまで誰も説いたことがない、そしてとてもシンプルな論。著書に書かれている言葉も、うわべの言葉、人の引用ではなくて、宮司の生き様にみられる実践の重みがある。でも、ほんとに面白い、ユニークな宮司さまでした。
何年も前、朝に参拝したおり大国社でおみくじを引き、どこに結び付けようかと周囲見渡してきょろきょろ・・・としていたら、「どうされましたか?」と通りすがりにすかさず見とめて、声をかけて下さった事もありました。
今日もなんだかとてもご縁を感じて(私が勝手に感じているだけなのですが)、少しでもあやかりたいと、私も生涯現役で頑張ろうと、思った日でした。
今から、出版されたばかりの最後の著書『神道 おふくろの味』を読もうっと。
頂いたこの本には、宮司の画印がおされている。直筆サイン本は他に2冊持っていますが、貴重な宝物です。宮司の奥様に着付けていただいた十二単の写真、映像とともに。
KANKOフラワーデザインスクール(大阪・上本町・谷町9丁目) 感謝の班 Y